2022/12/18
「吐く筋肉と吸う筋肉をスムーズに使うために」
このところ呼吸に関する筋肉を集中して
学んでいます。
前回のメルマガでもお伝えしましたが、
吐く時と吸う時に使う筋肉は違います。
吐き終わったら、吐く筋肉を使うのをやめる
のが呼吸のポイントです❣️とメルマガに
何度か書きました。
わかっちゃいるけど、やめられない。
何でやめられないないのか?
ずっとずっと疑問でした。
やっと今、私なりの理由が見つかりました。
もしあなたが吐く時に腹直筋をメインに
使っていたら腹直筋を使うのを
すぐにやめるのが難しいのかもしれません。
なぜなら腹直筋の解除には時間がかかる
ということです。
【なぜ腹直筋の解除には時間がかかるのか?】
私たちはビックリした時、ストレスがある時
怖い時など、体をかためます。
自分を守るのに必要だものね。
そう、防衛しているのよ。
防衛に使った筋肉は解除するには時間が
かかります。
だってすぐに解除したら危ないでしょ。
油断しちゃダメなのよ。
防衛に関わる筋肉は
首の後ろ、腕、お腹の筋肉たちです。
大事なところを守ってるんです。
この時、お腹の筋肉
腹直筋も固めています。
演奏する時は命を狙われているわけじゃない
けど、力を出す重要な場面では使った感覚が
得やすい(頑張った感が得やすい)
腹直筋を使ってしまうことがあります。
(私もやってましたから、わかります)
腹直筋は鎧のようにして私を守ってくれる
いい奴なんですが、楽器を吹く時には…
吐く筋肉を使い続けていたら、吸う筋肉は
使いづらいんです。
だから吐いたらすぐOFFできる
腹横筋を使おう❣️と言っているんです。
腹横筋は腹巻きみたいに胴体にぐるっと回る
筋肉です。
体の中心に向かって絞り込む動きをします。
深層筋なので使った感覚もなく、疲れにくい。
もちろん解除するのも簡単。
吐くのをやめれはいいだけ。
息を使って演奏したいなら
腹横筋を使うしかないでしょ〜
腹直筋は肋骨と骨盤を近づける動きをします。 胴体を折りたたむ動きなの。
肺から空気を押し出すには
あまり向いてないのよ。
(腹直筋は最後までとっておいてください)
今回は腹横筋の動きと解除がスムーズなところに注目しました。
腹横筋を使いたいなら、前回のメルマガに
書いたように、肋骨から恥骨までの長さを
全部使うと意識すれば使えますよ。
それではまたね♪
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