2022/12/18
こんにちは。
子供も大人も伸び盛り‼️
自分史上「最高の音」を目指して
今よりもっと音楽が楽しくなるレッスン
管楽器コーチの手塚 由美です。
先日のホルンのレッスンで
生徒さんが「音程が取れない所があって悩んでいる」
と話してくれました。
学校の指導者から
テンポがゆっくりに変わるところの音程が悪い
と言われたそうです。
生徒さんは「耳が悪いのかな…」と
落ち込んでいました。
今回はレッスンで生徒さんと試して
よかったことを書きます。
音程が取れない時に試したい3つのこと
①音程を確かめるために歌ってみる
この場合の歌は声楽の人のような
キレイな声で歌う必要はありません。
歌ってみましょう。
歌ってみて音程が取れていなかったら
楽器でも音程は取れません。
実際 生徒さんに歌ってもらうと
音が跳躍するところが不安定でした。
そこで、跳躍する音の間を音階で
上がったり、下りたり、
繰り返し歌ってみました。
音階で歌う時はだんだん安定していました。
そのあと、私は生徒さんに質問しました。
私「2つの音はいくつ離れているかな?」
生徒「6つ」
私「6度離れているんだね」
音程とは
音と音の隔たり、距離、幅、
インターバルのことです。
2つの音がどれくらい離れているか?
を表す度数は音楽を演奏する上で
とても大切な目盛りです。
私がピアノを弾き、音を聴きながら
1度、2度、3度、4度、5度、6度と
歌って確認しました。
次に歌う時は6つ離れていることを意識して
歌ったら、音程も声も良くなりました。
②ホルンでも①を試し、技術の確認
すでに歌ったことで音程は理解しています。
ホルンでも①でやったことを試します。
次はホルンで音程を変えるためにやっている
技術的なことを確認していきます。
ホルンは音程を変えるために口周りの筋肉を
使います。
楽譜通り吹いた時と音階で吹いた時の違いを
見つけていきました。
私はこんな質問をしました。
私「この音を吹く時、どんなことを意識してる?」
生徒「口を緩める」
この「緩める」という言葉は
脳にとって理解が難しい言葉です。
なぜなら筋肉は縮むことしかできません。
それよりこの音を出すのに
どのくらい筋肉を使う必要があるのか?
いろいろ考えて試していった方が
いい変化がありました。
この生徒さんの場合は6度の音程
「アンブシュアは同じくらいでOK」と
考えてみたら上手くいきました。
アンブシュア(フランス語: embouchure[ɑ̃buʃyʁ]、英語発音: [ˈɑmbəʃər, ɒmbʊˈʃʊə])とは、管楽器の演奏者が、楽器を吹くときの口の形およびその機能のことである。演奏者の口(または唇、舌、歯、顎、頬、鼻腔、咽喉など)がある特殊な機能を持たされた状態を指すということもできる。呼吸法と並んで、管楽器奏者が身につけるべき最も基本的かつ重要な技術であり、ピッチ(音高)、音色、音域の跳躍などをコントロールするためには、楽器に応じた適切なアンブシュアを身に付けなければならない。
ウィキペディアより
③音程だけ合っても音楽にならない
音楽は音程が合っていたらいい訳ではありませんね。
どんな音色、どんな音量で吹くか?
実は音程よりも大切なことは
たくさんあります。
今回は音程を考えて吹いただけで
上手くいきましたが、場合によって
調性(ハ長調やイ短調など)を考えて
練習したり、リズムについて考えたり
楽譜から音符だけでなく、行間の音楽を
読み取ることも演奏に必要なことです。
生徒さんの耳は悪くなかった!
耳を使うコツを知ったら
自分でちゃんと合わせられる
いい耳でしたよ。
演奏する技術と演奏に必要な聴く力も
一緒に育てていけるといいですね。
☆お知らせ
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参加費 8000円
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yhr764yumi@gmail.com
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興味のある方はお早めにお申し込みください。