2022/12/18
吹奏楽部の練習で
もっと大きな音、もっと大きな音…
と要求され、長時間の練習。
その子の自然な奏法から外れて
顎関節症になってしまった生徒さん。
その生徒さんはホルンを専門的に
勉強したいと思っていた矢先
顎関節症になって
お医者さまからドクターストップが
かかってしまいました。
結局、進路をホルン専攻ではなく
副科でホルンを取れる教育学部へ
変更されたと話してくれました。
私も親として
子供のやりたいことを応援したいと
いつも考えているので
その子の進路の選択肢が
減らされてしまったことが本当に辛かった。
(お母さまの気持ちを思う何と言ってよいのか、わかりませんでした)
こういう話を聞くと
私はものすごく残念でたまりません。
顎関節症の予兆はあったはず…
顎を動かす時に音がしたり
顎関節の動きがスムーズに動かなかったり
痛みが出る前に行動していれば…
残念です。
先生にはコンクールに熱が入っても
生徒の体が悲鳴を上げていることに
気づいて欲しかったです。
もし部活で顎関節症になった生徒が
いたとしたら、その生徒個人の問題と
考えるだけでなく
他の生徒さんにもそのような症状がないか?
調べる必要があると思います。
他にも腰痛になってしまい、整骨院通いの
女子学生の話を聞くと
その子に合った奏法で演奏することの
重要性を感じます。
さて実際に生徒さんに吹いてもらうと
しばらくホルンを吹いていなかったので
音が出たこと自体が嬉しかった様子。
レッスンでは楽器の構え方や
高音低音と音域を変えていくための
アンブシュアモーションなど試しました。
生徒さんに合ったやり方を提案して
吹いてもらうと
「すごい!高音が楽にでる」と
目を丸くして嬉しそうでした。
本当にホルンが好きなんだなぁ〜
顎関節症と付き合いながら
生徒さんがこのままホルンを続けられると
いいなぁ〜って思いました。
練習によって故障を起こしてしまう
そういうリスクを減らして
健康に演奏活動を続けて欲しいと
私は心から願っています。
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てつかゆみの
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超実践ベーシックレッスン
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単発参加 OKです。