2022/12/18
先日、ネロ楽器さんでナイジェル・ダウニングさんのレッスンを聴講しました。
昨年買ったこの本を読み返して参加しました。
息に乗せて歌う
人間が音楽をする最も自然なやり方は、歌うことです。
ホルンの場合は、わたしたち奏者は「息に乗せて」歌っています。と本に書かれていました。
今回のレッスンはオーケストラスタディを使ってプロのオーケストラ奏者を目指す若い4人のホルン奏者のレッスン。
みなさん真剣な眼差しでレッスンを受講していました。
どの方のレッスンの中でも呼吸のことは1番に話していました。いつも息をしっかり使って自分の出せる1番美しい音で奏でることを意識して!と話しているのが印象的だった。
譜面台の高さもその生徒さんが吹きやすいように変えることで喉へのプレッシャーをなくすところからレッスンをスタートさせたりしていました。私には顎関節もフリーになっていたように見えました。
管楽器を吹いていると「飛ぶ音」「飛ばない音」などということを聞いたことがありますが譜面台に向かって吹いている時「壁」を作ってしまいがち…
いつも大きなホールで練習できるわけではないので、美しい山や湖などの絵を飾って山や湖の向こう側まで音を届ける練習をするようしていた!と先生ご自身の体験を話してくれました。
メヌエットを演奏するならその時代の服装や髪型、アクセサリーなどを身にまとってダンスしていると思って吹いてごらん?と一緒にメロディーを歌いながらダンスを踊ったり。
ホルンを吹く前に自分の演奏したいことをハッキリさせておくことが、アンブシュアを作るにもつながっていく!
曲を表現するために作曲家が何を考えてどんなことを求めているのか?作曲家についての知識やあまり一般的には知られてていない深い話まで知ることができました。
レッスンでとても上手く吹けている生徒さんに「音色が素晴らしい、上手く吹けているので余計なことはしたくないなぁ〜」といって褒めていて
試すとしたら…みたいなレッスンの進め方が、とても素敵だなぁと感じました。
サインをもらいました!