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大事な演奏会の本番で飛び出してしまう人

time 2018/11/01

大事な演奏会の本番で飛び出してしまう人

 

 

「飛び出さないで」は上手くいかない

 

先日 大事な演奏会の本番で

飛び出してしまった

という話題になりました。

(生徒さんが飛び出したわけではありません)

 

 フライングしてしまう時

 

「よく聴いて!」と言っても

合わせるための

具体的なアドバイスがないならば

演奏者は何を聴いていいのかわからず

体をガチガチに固めるだけでしょう。

 

  まして「飛び出さないで」は

  最も役に立たない!

飛び出したその人も

できれば飛び出したくないはずです。

 

  脳は否定形を理解しません。 

 

「りんごを考えないで」と言われた時

残念ながら真っ先に思い浮かぶのは

「りんご」です。

「りんご」を考えないで欲しいなら

「パイナップル」を考えてと言われた方が

脳は理解できます。

 

  ぜひ「〜しないで」というより

「〜してみよう」というアドバイスを

  してください。

 

 

  飛び出してしまう人は何を頼りに

  アンサンブルしているのか?

 

  何があったら安心して入れるのか?

 

  入る時にどんなことに気づいているのか?

 

直接 聞いてみるといいですね。

 

 

 目で見る実験

 

  1. 指揮者の指先、指揮棒の先だけを見て入る
  2. 指揮棒、指揮者全体をみる

 

1と2で見え方に違いはありますか?

 

腕はどのくらい動いて見えている?

表情は見えていますか?

何が伝わってきますか?

 

  一点をじっと見ることが

  集中することではありません。

 

私たちは耳以外でもたくさんの情報を

集めることができて

自分の前後左右の人たちと

アンサンブルしていることを

思い出してください。

 

 自分の中に音楽を持つ

 

相手に合わせることばかりしていたら

アンサンブルにはなりません。

音楽は会話と同じ

オウム返しの会話はつまらないでしよう。

 

例えば

Aさん「今日はいい天気だねー」

Bさん「ホント!雲がひとつもない」

Aさん「ドライブへ行きたいなぁ〜」

Bさん「わぁーいいね、那須へ行ってみたい!」

とか

 

  お互いの気持ちを

  キャッチボールしてこそ会話が弾んで

  いきます。

  そして会話には必ず間が存在します。

  音楽も同じですね。

 

 

 緊張する本番だからこそ動きのプランを明確に

 

フライングしてしまう

緊張すると思いがけないところが

上手くいかない。

なんでこんなところでミス?

という経験もありますよね。

 

大抵の人は出したい音のイメージは

持っています。

ただその音を出すための動きが

あいまいなことが多い。

 

例えばホルンを吹く時に考えること

・ 楽器に触れる時に

指先が楽器の形に沿うように触れる。

・楽器の重さに必要力で持つ。

・マウスピースを口に近づけ、密着させる

・息は上方向に吐く

・レバーの動きがロータリーを動かす

・出したい音域によってアンブシュアを

動かす

など…

 

練習の時こそ

出したい音にどんな動きが必要か

丁寧に言葉にしてみてください。

 

アンサンブル力をつける講座

また開催しますね。

それではまたね♪

お知らせ

11月17日(土)14:00〜17:00

宇都宮「暮ら箱」にて定期講座を開催します。

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あなたの演奏の癖に気づいて

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実験をします。

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