2022/12/18
子供も大人も伸び盛り‼
自分史上最高の音が出て
今よりもっと音楽が楽しくなる
ホルン奏者・管楽器コーチの手塚由美です。
とても興味をそそられる本を
買いました。
成功する音楽家の新習慣
どの部分も魅力的でしたが
私は第3部音楽家であり続けるために
12章 故障を防ぐ
から読み始めました。
私はこのところ音楽家のセルフケアについて
とても興味があるんです。
(今月宇都宮で音楽を演奏する人のためのヨガクラスを開催しました)
たいていの人は、音楽家が自分の力を磨いて維持するために賢明に努力していることは知っている。だが音楽の練習、演奏が、人生を変えてしまうような故障を招きかねないことに気づいている人はほとんどいないようだ。音楽家自身でさえ、自分の職業につきまとう健康上のリスクについてはあまりよく知らない。例えば、ある調査によると、プロのオーケストラ団員のうち約3分の2は腱鞘炎などの演奏に起因する故障を抱えていることがわかった…
本文より
本に書いてあるように
故障は予防できると私は思っています。
しかし、現実は
健康に音楽を演奏していくための情報が
不足して、過酷な練習をさせている教師や
学生、ベテランの中高年の方々にも
アレクサンダーテクニークを知って
ケガや故障予防に役立てて欲しいと考えています。
故障の原因
- 過用
- 誤用
- 自己
- 解剖学的な違い
- 個人の体質
故障の前には必ず体へ注意信号がある。
その信号が出た時には痛みがなくても
見過ごさないで欲しい。
- 中断する
- 休む
- 助けを求める
健康的な対応を妨げる要因
- 教師と良好な関係が築けてない
- 不安
- 誤った知識
故障予防の基本
- 演奏時間を少しずつ増やす
- 反復練習を制限する
- 手に負担のかかる作業を控える
- 仕事の量をコントロールする
- ウォーミングアップとクールダウンをする
- 身体の緊張を最小限にする
- 休息を取る
- 注意信号に気をつける
- 不安に上手く対処する
- 身体を鍛えで健康を維持する
故障からの回復
- 専門家のアドバイスを受ける
- 治療とリハビリのスケジュールに従う
- 演奏するときの癖を改める
- 日常生活の活動を調整する
など具体的に書いてあります。
アレクサンダーテクニークを使って
- 立つ座る楽器を構えるなど
- 楽器との向き合い方
- ボイスケア
- 耳を守る
などが書いてありました。
耳を守る
私は普段あまり耳を守るということは
意識していませんでした。
音楽家の30〜50パーセントは
聴力に問題を抱えいる!と書いてあり
衝撃を受けました。
しかもロックミュージシャンよりも
クラッシックの演奏家の方が
音楽が原因で難聴になった割合が多い
と書かれていました。
その理由として練習や
パフォーマンスの時間
教える時間などが長いことが原因。
確かに私の身近な人からも
耳の不調の話を聞くと耳を守ることは
必要なんだと思いました。
本の前半の
練習とは何か
演奏不安とは何か
グループでの音楽活動
生徒として成功する(キャリアなど)
の部分も早く読んでみたくなりました。
いろんな角度から音楽家をサポートする
おススメの本です。
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