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腹式呼吸ってどうやるの? ②

time 2017/07/21

腹式呼吸ってどうやるの? ②

今日は前回の復習をしながら、
呼吸に関する筋肉のお話しです。

肺に息が入る時、
からだで起きていることを知ると
今よりさらに呼吸が楽になりますよ。

骨は筋肉によって動きます

まずは肋間筋について
肋骨の間には内肋間筋・外肋間筋
という筋肉があり、
肋骨の間を縮めたり戻したりして
肋骨を動かしています。

骨を動かすために筋肉は縮みます。
筋肉は縮んだり、伸びたりするのではなく、
動きに必要な筋肉が縮むだけです。

息を吸う時は

横隔膜が下がっていきます。

肋骨筋も働きます。

横隔膜と骨盤底筋群について

横隔膜はドームの天井のような形しています。
骨盤底はドームをひっくり返した
お椀のような形をしています。

息を吸う時、
横隔膜に押された内臓は
骨盤底へ動きます。

横隔膜が下がると
内臓に押されて骨盤底筋群を押します。
同じような動きですが、
吸う時に働いているのは横隔膜です。

吐く時に働いているは骨盤底筋群です。
内臓を押し戻しています。
吐く時にいきなり腹筋から使おうと思ったら
骨盤底筋群のパワーを使い損なってしまいます。
吐く時には骨盤底筋群のこともお忘れなく‼️

腹筋について

腹筋は息を吐く時に働きます。

こちらの図をごらんください。

腹筋とひとくくりにしてしまいますが、
腹横筋、内腹斜筋、
外腹斜筋、腹直筋があります。

楽器を演奏する時に活躍する筋肉は
深層筋(奥の筋肉)腹横筋です。

みなさんは腹筋と思うと6つに割れる
腹直筋を思い浮かべるのではないでしょうか?

腹直筋は表層筋(表面の筋肉)
使った感覚があるのは表層筋なので
ついつい腹直筋を使ってしまいがちです。

私もアレクサンダーテクニークを学ぶ前には
大きな音を出す=腹直筋を固めるということを
していました。

確かに腹直筋を固めると頑張った感はあります。
しかし息を吐くために使うなら腹横筋なんです。

私の場合 頑張る=腹直筋
というパターンがありました。
とりあえず「腹」使う みたいな…(笑)

動きによって必要な筋肉は違いますので
最近はもう少し考えるようになり、不必要な
頑張りは減りました。

話を戻しますが

腹横筋は からだの中心に向かって
絞り込むような動きをします。

息を吐く時に押された内臓が戻り、
横隔膜が戻り、肺から息は上へと
上がっていきます。

重要なことは息を吸う時に
腹筋群がお休みしていることです。

吐く筋肉・腹筋を使ったまま息を吸おうとすると、
横隔膜が下がってくるのをジャマしてしまいます。

最後に呼吸をする時に
脚や股関節を固めていると
呼吸の妨げになります。

なぜなら大腰筋と呼ばれる脚の筋肉が
肋骨の下についている横隔膜と
同じ脊椎についているからです。

上の図の赤い筋肉が大腰筋です。

肋骨が動けるために横隔膜に影響のある
大腰筋が動けるように立ったり
座ったりしていることが重要です。

私たちは
からだ全体を協調させて呼吸をしています。
呼吸を積極的にすることは内臓を動かし
自分でからだの中を
マッサージしているようなものです。

いつまでも若々しくいられるには
呼吸は大切ですねー

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